【卓球】サーブ練習の徹底ガイド:メニューから自宅で出来る練習まで徹底解説

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この記事を書いた人(コーチ詳細

手小 由樹 Yoshiki Teko

プラチナコーチ
  • 全国高等学校卓球選手権大会(インターハイ) 団体の部:ベスト8
  • 全日本クラブ卓球選手権大会:ベスト8

基本的なサーブの種類

卓球のサーブには様々な種類がありますが、初心者が最初に習得すべき基本的なサーブは以下の2つです。

フォアハンドサーブ

フォアハンドサーブは、上回転や下回転はもちろん、横回転や逆横回転など多彩な回転を出すことができるのが特徴です。

ほとんどのプレーヤーがこのフォアハンドサーブを主軸に試合を戦うことが多いです。

フォアハンドサーブ

バックハンドサーブ

バックハンドサーブは、主に逆横回転が出しやすいサーブです。

バックハンドサーブを使っている選手は、フォアハンドサーブを使っている選手比べて少ないため、試合で有利に働くことも多いです。

また、台の中央付近から出す場合が多く、両ハンドが得意な選手にはおすすめのサーブです。

バックハンドサーブ

プロコーチおすすめのサーブ練習法

卓球のサーブを上達させるためには、効果的な練習方法を取り入れることが重要です。プロコーチが推奨するいくつかの練習法を実践することで、サーブの精度や多様性を高めることができます。

ここでは、内省をしながらの反復練習、的当て、そして動画撮影でのフォームチェックの3つの方法について詳しく解説します。

内省をしながらの反復練習

ただ漫然とサーブ練習を繰り返すだけでは、効果的な上達は望めません。内省を取り入れながらの練習が重要です。

内省をしながらの反復練習では、次のポイントに注意します

回転の確認

サーブを打った後、かけたい回転がかかっているかを確認します。正確な回転がかかっていない場合、その原因を考え、次のサーブに活かします。

コースの確認

出したいコースにボールが行っているかをチェックします。狙ったコースにボールが行っていれば、その感覚を覚え、次のサーブに再現できるようにします。失敗した場合は、その原因を分析し、修正点を見つけましょう。

感覚の記憶

成功したサーブの感覚を記憶し、体に覚えさせます。これにより、試合中でも安定して良いサーブを打つことができるようになります。

的当て

的当て練習は、サーブのコントロールを向上させるために非常に効果的です。

具体的な狙いを定めて練習することで、精度が格段に上がります。

目標を設定

卓球台の特定の箇所に目標を設定し、そこに向けてサーブを打ちます。

例えば、角に置いたペットボトルを倒すなどの具体的な目標を持つと、集中力が高まり、練習の効果が上がります。

目標をクリアするごとに難易度を上げることで、さらなる上達が期待できます。

サーブ練習 的当て

動画撮影でのフォームチェック

自分のサーブフォームを客観的に確認することは、特に初心者にとって非常に有益です。

動画撮影を利用して、自分のフォームを定期的にチェックしましょう。

動画撮影の利点

初心者の場合、自分の動作を正確に感覚で把握するのは難しいです。

動画を撮影して見返すことで、実際の動きと自分の感覚のズレを確認できます。

サーブ練習 動画撮影

自己チェック

撮影した動画を見ながら、フォームの修正点を確認します。

例えば、ラケットの角度や体の使い方、足の位置など、細かい点を見直すことができます。

フィードバックの活用

コーチや上級者からのフィードバックをもらうことで、さらに効果的なフォーム改善が可能になります。

自分では気づけないポイントを指摘してもらえるため、上達のスピードが速まります。

これらの練習方法を取り入れることで、あなたのサーブ技術は良くなっていくと思います。

繰り返し練習し、改善を続けることで、試合でも安定して効果的なサーブを打つことができるようになるでしょう。

自宅でできる卓球サーブ練習メニュー

卓球の練習は必ずしも専用の練習場が必要というわけではありません。

自宅でも効率的にサーブの練習ができます。以下では、自宅でできる練習メニューをご紹介します。

廊下や布団に向かってサーブを出して回転がかかってるいるかチェックする

長い廊下がある場合は、そこに向かってサーブを出して下回転であれば戻ってくるか、などを確認することがおすすめです。

他には柔らかいもの、例えばお布団などに向かってサーブを出すと、シュルシュルと回転が見えるため、そこで任意の回転がかかってるかを確認するのもおすすめです。

初心者が知っておくべきサーブ練習のコツ

初心者の方が効率よくサーブを練習するためには、いくつかのコツを知っておくと良いでしょう。

ここでは、練習時に意識すべきポイントをご紹介します。

ボールのどこを捉えるとどういう回転がかかるのかを把握する

ボールにどのような回転をかけるかは、ボールのどの部分を捉えるかによって決まります。以下に、主要な回転の種類とそのための接点について説明します。

上回転

ボールの上部や後ろを捉えてラケットを上にスイングすることで、上回転をかけることができます。

この回転は、ボールが相手のコートにバウンドした後に伸びる特性があります。

下回転

下回転をかけるには、ボールの下部を捉えてスイングします。

この回転は、ボールがバウンド後に戻る性質、ただ当てるだけだと落ちる性質があるので、相手にとって返球が難しくなります。

横回転

横回転は、ボールの側面(※内側)を捉えてラケットを横にスイングすることでかけられます。

これにより、ボールは左右に曲がる軌道を描きます。相手のリズムを崩すために非常に有効なテクニックです。

※右利き視点

横回転サーブに関する記事はこちら

【卓球】 横回転サーブ徹底ガイド:基礎から上達、種類、打ち方、返し方をプロコーチが解説

逆横回転

逆横回転をかけるには、ボールの側面(※外側)を捉え、スイングします。

例えば、右利きのプレーヤーが通常の横回転で右から左にスイングする場合、逆横回転では左から右にスイングします。

これにより、ボールはバウンド後に逆方向に曲がる軌道を描きます。

※右利き視点

逆回転サーブの代表格であるYGサーブと巻き込みサーブはこちらの記事で詳しく解説しています。

【卓球】初心者でもできる!巻き込みサーブの極意と練習法をプロコーチが徹底解説

【卓球】YGサーブの出し方とコツ:プロの卓球コーチが徹底解説

巻き込みサーブとYGサーブのおすすめ動画はこちら↓

 

効果的なサーブを打つためには、これらの回転の種類を理解し、適切な練習を行うことが重要です。

まずは基本的な回転から始め、徐々に複雑な回転へとステップアップしていきましょう。

練習を繰り返すことで、回転のかけ方が自然と身につき、試合でも自在にコントロールできるようになります。

自分の打ちやすいフォームとグリップを見つける

卓球のサーブにおいて、必ずしも「これが正しい」というフォームやグリップは存在しません。

むしろ、自分が最もやりやすく、効果的に打てるフォームとグリップを見つけることが重要です。

以下に、自分に合ったフォームとグリップを見つけるための方法を紹介します。

基本を学ぶ

まずは、基本的なフォームやグリップを学びましょう。プロコーチの指導を受けたり、上級者のプレーを観察することで、基本的な動きを理解できます。

試行錯誤する

基本を理解したら、実際にサーブを打ちながら色々なフォームを試してみます。

手首の使い方、体の回転、スタンスの幅など、細かい部分を調整して、自分にとって自然で打ちやすい動きを見つけてください。

動画で確認する

自分のサーブを動画で撮影し、後で見返すことで、どのフォームが一番安定しているかを確認できます。

客観的に見ることで、改善点や自分の強みを発見しやすくなります。

まとめ

卓球のサーブは練習次第で大きく上達します。初心者の方でも、自宅で効率的に練習することで確実にレベルアップできます。

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