【卓球】左利き徹底ガイド – プロコーチが教える左利きの強み・弱点・対策
プラチナコーチ
🏓 本記事はこんな方にオススメ
- 卓球においての左利きの利点を知りたい方
- 試合でなかなか左利きに勝てない方
本記事では、プロコーチが教える左利き特有の強みを活かし、試合でのアドバンテージを最大限に引き出す方法から、弱点やその克服法まで、詳しく解説します。
また、右利きの選手が左利きと対戦する際に役立つ対策についても紹介。
初心者から上級者まで、左利きの特性を理解し、実力を一層伸ばすための内容が詰まっています。
ぜひご覧ください！
目次
卓球における左利きの利点とその活用法
左利きの選手の利点とその活用方法について解説していきます。
利点1：左利きの数が少ないため対策がしにくい
まず、右利きの選手に比べて、左利きの選手の数が少ないため対策が立てにくいという利点があります。
多くの方は右利き同士で練習をしているので、急に左利きの選手と試合をすると、※フォアとバックが逆のため、コース取りが混乱したり、サーブの回転（曲がってくる方向）も異なるため、やりにくいです。
※右利きVS左利きを想定
そのため、左利きの選手側としては、コース取りやサーブなど様々なパターンを駆使して、右利きの相手に的を絞らせないようにすると、慣れられる前に相手を圧倒することができると思います。
利点2：サーブの回転が逆で対応が難しい
左利きのプレイヤーにとって、サーブは大きな武器となります。
右利きのプレイヤーが一般的に使用するサーブとは回転が逆となるため、左利きのプレイヤーは独特の回転やボール軌道を描くことになり、サーブを効果的に使うことができます。
特に、横回転をかけたサーブは相手のレシーブを難しくし、自分の攻撃を有利に進めることができます。
以下のサーブの組み合わせが右利き相手には効果的になります。
★パターン①
- フォア前に順横回転(右利きのフォア側へ逃げる回転)
- バック側にロングサーブ
★パターン②
- バック前に逆横回転(右利きのバック側へ逃げる回転)
- フォアに側にロングサーブ
上記の組み合わせを使うことで相手は的を絞ることができず、3球目攻撃につなげやすいと思います。
反対に右利きの選手は左利きの選手と対戦するときはこの組み合わせに注意しましょう。
【おすすめ動画】
利点3：右利きの選手のバックを潰すコース取りがしやすい
多くの一般的な右利きのプレーヤーは、比較的フォアが上手く、バックが苦手という方が多いと思います。
左利きのプレーヤーはその苦手なバックを突く戦術がやりやすいです。
以下のようなパターンで相手のバックを潰すといいと思います。
【おすすめパターン】
- ※順横回転のロングサーブをフォア側へ出す→バッククロスに来た返球をバック側へ
- 順横回転のハーフロングのサーブをフォア側へ出す→バッククロスに来た返球をバック側へ
※相手のフォア側へ曲がっていく回転
このように相手をフォアに大きく動かした後に、次の返球をバックに詰めるというパターンがリスクも少なく、おすすめです。
右利きの選手はこのパターンに注意しつつ、自分も同じパターンを使えると良いと思います。
相手のバックに詰める際にはブロックが重要になってきます。
以下の動画でブロックのコツをチェックしてみてください！
右利きの選手が知っておきたい左利きに対しての対策法
ここでは、左利きのプレイヤーに対する対策方法を様々な角度から紹介します。
対策法1：左利きの選手との練習機会を定期的に設ける
まず、1つ目は左利きの選手との練習機会を定期的に設けるようにしましょう。
やはり、いろいろな戦術や考え方を理解したところで、それを実践する場がないと机上の空論で終わってしまいます。
なので、定期的に左利きの選手との練習を行うようにしましょう。
もし、いつも練習しているメンバーに左利きがいない場合は、卓球スクールやコーチのもとへ定期的に足を運び、練習を重ねるようにしましょう。
対策法2：自分がやられて嫌な戦術・パターンをやり返す
2つ目は「自分がやられて嫌な戦術・パターンをやり返す」です。
例右利きの選手が左利きの選手にやられて嫌なパターンは相手側からしても嫌な場合が多いです。
例えば「相手のフォア側へ順横回転を出して、次の返球をバックに詰める」という戦術は、左利きの選手からしても、フォア側からバック側へ大きく動かされることになるので、けっこう厳しいです。
そのため、自分がやられて嫌なパターンというのは、意外に相手にとっても嫌なパターンであることが多いです。
ですが、右利きからすると左利きは希少ですが、左利きからすると右利きはいつもの相手という感じなので、そういったパターンへの対応はこちらよりも慣れていることがあります。
とはいえ、有効であることは間違いないので、積極的にそういった戦術を活用していきましょう！
まとめ
左利きの卓球選手には、数の少なさからくる対策の難しさや、特有の回転がかかるサーブなど、右利きの選手にはない大きな強みがあります。
これらを上手に活かせば、相手にペースを握らせずに試合を有利に進めることができます。
一方、右利きの選手にとっても、左利き対策を意識して練習に取り入れることで、苦手意識を払拭し、対応力を高めることが可能です。
卓球における強みを活かし、弱点を克服しながら、お互いの特性を理解した戦術で自分のスタイルを確立しましょう。
試合に勝つための準備をしっかり整え、どのような相手にも対応できる自信を持って試合に臨んでください。
タクティブでは、新規のお客様限定で、通常6,000円以上のレッスンが1,100円で受けられる体験レッスンをご用意しています。
体験レッスンのお申し込みは、ページ下部の「申込みボタン」から簡単に行えますので、ぜひご利用ください。
