【卓球】プロコーチが教えるブロックの上達のポイントを解説

卓球の試合で、相手の攻撃をしっかりと受け止め、自分のペースに持ち込むために欠かせない『ブロック』。

その精度が上がれば、強い相手の攻撃にも冷静に対応し、試合を優位に進めることができます。

本記事では、プロコーチが教えるブロック技術の基本から上級テクニックまでを詳しく解説します。

初心者から上級者まで、実践的なポイントが満載ですので、ぜひ習得して卓球の腕をさらに磨きましょう！

ブロックの基本とは？

卓球におけるブロックは、相手の攻撃を止めて自分のペースに持ち込むための重要なスキルです。

ここでは、ブロックの基本について学びましょう。

ブロックについては以下の動画にて詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

正しい姿勢と構え

ブロックの成功は、まず正しい姿勢と構えから始まります。

• 足を腰幅～肩幅よりやや広めに設定
• 膝を軽く曲げて重心を低く保つ
• ラケットは胸の高さあたりに構える

上記を意識することで、素早く正確に相手のボールに反応することができます。

ラケットの角度とボールタッチ

相手のボールの威力に応じて、ラケットの角度やスイングを微調整することが重要です。

基本的には、ラケットを垂直に近い角度に保ちながら、ボールの勢いを吸収するように軽く捉えます。

相手のボールの威力が強い場合は、ラケットの角度やスイング方向を調整してスピンを抑えることが必要です。

上級者向けのブロックテクニック

基本的なブロックがマスターできたら、次は上級者向けのテクニックを習得して、さらに対戦相手に差をつけましょう。

カウンターブロック

カウンターブロックは、単に防御するだけでなく、相手にプレッシャーをかける攻撃的なブロックです。

相手の強打に対してタイミングよく回転をかけ返し、得点を狙います。

ポイントとしては、相手の強打に対して1~2割くらいの力を上乗せするイメージで打球すると良いです。

相手の力を利用して打球するようにしましょう。

サイドスピンを入れたブロック

サイドスピンを入れたブロックは、相手の攻撃に対して横回転を加えることで、相手のミスを誘う技術です。

ボールの側面(内側や外側)を捉えて、ボールにサイドスピンをかけることで、相手の返球を難しくします。

ポイントとしては自分が思っているよりもラケット角度を変えて打つことです。

ボールの側面を捉えるには自分の意識よりも大袈裟にやることが必要です。

ブロックの練習方法

ブロック技術を向上させるためには、適切な練習方法が不可欠です。

ここでは、効果的な練習方法とポイントをご紹介します。

 ラリーによるブロック練習

ラリーでのブロック練習は、基本的な練習方法の一つです。

パートナーにドライブやスマッシュなどを打ってもらい、それをブロックする練習を繰り返します。

この練習では、ラケットの角度やタッチの調整をその場で学ぶことができ、実戦での対応力が高まります。

練習をしながらパートナーにフィードバックをもらえると、リアルタイムで修正することができるのでとても効率的に練習することができます。

マシンでのブロック練習

マシン練習もブロック技術を向上させるために有効な練習方法の一つです。

マシンは正確にボールを送球することができるので、フォームの習得や感覚を養うのに適しています。

また、最近のマシンは昔のマシンに比べると回転量やスピードも高く設定できるようになっているので、初心者だけでなく上級者も良い練習ができるようになってきています。

唯一の難点としては、良くも悪くも均一なボールしか出すことができないので、完全に実戦のような形では練習できないことです。

対人での練習とうまく組みわせることでその課題も解消することができると思います。

よくあるブロックのミスとその対策

ブロックには多くの技術が必要ですが、よくあるミスを理解し、その対策を練ることも重要です。

ここでは、よく見られるブロックのミスとその対策をご紹介します。

ラケットの角度が不適切

初級者によくあるミスの一つは、ラケットの角度が不適切であることです。

ラケットの角度を極端に被せてしまったり、上を向いたりしたまま打球するとミスをしてしまいます。

ブロックは基本的にフォアやバックの基礎打ちの角度と同じで大丈夫です。

スイングの方向が不適切

スイングの方向が不適切な場合もやはり、ミスが出てしまいます。

よくあるのは、抑えようとして下に無理やり押さえつけるようなスイングをしてしまうパターンです。

下に押さえつけるよりも、上や横に逃すようにスイングしたり、時にはラケットを引くように動かして勢いを吸収することが重要になります。

 反応が遅れる

もう一つのよくあるミスは、反応が遅れることです。

ブロックは迅速な反応が求められるため、対応が遅れてしまうと効果的なブロックが難しいです。

これを改善するためには、日頃からランダムでの返球になれる練習を取り入れ、不規則なコースに来る強打に慣れることが大切です。

まとめ

卓球のブロックは、基本から上級技術まで多岐にわたります。

正しい姿勢やラケットの角度を意識し、実践的なテクニックを磨くことで、より効果的なブロックが可能になります。

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この機会に、プロコーチから直接指導を受けて、ブロック技術をさらに高めましょう。