タクティブの卓球コーチが新しい取り組みとして「自由研究」をスタート
※本記事は2023年7月15日に『note』で公開された記事です
現在の取り組みとは異なる場合がございます
タクティブでは3か月ごとに、全店舗のコーチが集まり全社研修をおこなっています。
先日開催された全社研修では、卓球コーチングに関する自由研究の発表が行われました。
発表では4名のコーチが約3か月をかけて研究した成果を共有し、更に参加者全員で発表内容についてグループワークを行い議論を深めました。
今回は、タクティブが卓球コーチングに関する自由研究を進める背景や具体的な取り組みの内容についてご紹介します。
卓球コーチがなぜ「自由研究」?
タクティブの卓球コーチが自由研究を始める、と聞いて驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。自由研究といえば子どもたちの夏休みの宿題というイメージが強いですが、なぜ私たち卓球コーチが取り組むのでしょうか?
それは、私たちがお客様の学びを支えるために、自らが学ぶことを大切にしているからです。
お客様の学びを支えるためには、過去の自分の経験だけを頼りにするのではなく、常に新しい知識やスキルを身に付けていく必要があります。
しかし、卓球コーチングに関する知識はまだまだ体系化されていない部分が多く、自らが試行錯誤しながら答えを見つけ出すことが求められます。
卓球コーチは日々お客様と接する中で、新たな興味やアイデアを見つけることがあります。
それらを形にしていくために、私たちは自由研究に挑戦することとなりました。
コーチの関心を反映した研究テーマ
今回の自由研究では、コーチたちが自らの興味関心にもとづいて、4つの研究テーマを設定しました。
- 卓球レッスン中の「雑談」の効果
- 「褒める」ことがもたらす卓球レッスンへの影響
- ダイエット効果を最大化する「卓球練習メニュー」
- 幅広い人が楽しめる「新しい卓球ゲーム」の開発
これらのテーマを研究するために、レッスンの様子を収めた多くの動画を精査し、発話内容を分析。
また心理学の視点から分析結果を考察したり、異なる業界の専門家にアドバイスを求めるなど、コーチたちは様々な情報収集と研究を行いました。
この研究活動は、コーチ自身の専門知識を深めるだけでなく、新たな視点や考え方を学ぶ貴重な機会となりました。この経験は、レッスンの質向上だけでなく、コーチ自身の成長にも繋がりました。
全社研修での成果発表
先日開催された全社研修では、各コーチの研究成果を共有するための発表会が行われました。
各研究テーマごとにブースが設けられ、発表者は自らの研究とその結果を紹介し、他のコーチたちとの意見交換をおこないました。
『卓球レッスン中の「雑談」の効果』や『「褒める」ことがもたらす卓球レッスンへの影響』ブースでは、分析結果を基に各コーチが自らの卓球コーチングを振り返りました。データと実際のレッスンがリンクすることで、新たな気付きが生まれました。
『幅広い人が楽しめる「新しい卓球ゲーム」の開発』ブースでは、卓球台を使用して新たなルールやラケットやボールの活用方法などが開発されました。
研究結果をもとにしたワークショップが展開され、参加者全員が活気に満ち溢れていました。
『ダイエット効果を最大化する「卓球練習メニュー」』ブースでは、脂肪燃焼効果のある有酸素運動となる運動強度のメニューを考える課題に参加者が挑戦。
研究の調査結果と日頃の経験を組み合わせ、いくつものメニューが発案されていました。
参加したコーチからは「今後のレッスンに活用できるところがありそう」といった声があり、発表者からは「初の試みとなった自由研究ではテーマに沿った情報の収集方法から分析方法まで大変でしたが、知れば知るほど卓球コーチングの面白さを実感した」という声がありました。
このような情報の共有により発表者だけではなく、参加したコーチ全員で卓球コーチングの深み、面白みを学び合うことができました。
それぞれが得た学びは、それぞれのレッスンに生かされ、タクティブの卓球コーチング全体のレベルアップにつなげていきます。
おわりに:今後も続く、研究活動
私たちの自由研究は、単に個々のコーチのスキルアップだけでなく、全体のレッスン品質の向上、専門性の向上、そしてお客様へのより良いサービス提供に繋がると考えています。
これからも、コーチ自身が卓球の魅力を追求し、その楽しさをお客様や卓球に興味を持つ方へ伝えていくための研究活動を続けます。
それにより、卓球がさらに楽しく、深みのあるスポーツとなることを目指しています。
もし、研究してほしいテーマがあれば、遠慮なくコーチまでお知らせください。私たちと一緒に新たな学びの旅を始めましょう。
タクティブの初回体験レッスンのお申し込みはホームページから。皆様のご参加を心よりお待ちしています。