【卓球】カットマンの練習方法を現役カットマンコーチが徹底解説
🏓 本記事はこんな方にオススメ
- カットマンの方
- カットマンの練習メニューを知りたい方
目次
はじめに
カットマンが上達するためには、レベルに合わせて段階的に練習することが必要です。
本記事では、初心者から上級者までそれぞれオススメの練習を詳しく解説します。
効率よく上達したい方はぜひご参考ください。
初心者向け練習メニュー
まず、初心者が取り組むべき基本のメニューを紹介します。
初心者にとっても大切ですが、上級者の人にも大切なことなので
レベルが上がっても基本を忘れずに練習しましょう。
ループドライブに対してのカット
まず最初に、上回転が強いループドライブに対してカットする練習をしましょう。
カットマンは試合中にループドライブを打たれる場面が非常に多いです。
これをまず安定させることがカットマンとしての第一歩になります。
フォアカット、バックカットそれぞれについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
ツッツキ
カットの練習と並行してツッツキの練習もしましょう。
自分のカットに対して相手がツッツキで返球することが試合中では多くあるので、
安定したツッツキを習得することが非常に大切です。
ツッツキについての詳しい記事はこちらです。
中級者向け練習メニュー
次に、基本のカットを習得した中級者向けの練習を紹介していきます。
フットワーク練習
カットとツッツキを覚えたら、次は動きを入れながら打つ練習をしましょう。
カットマンは中陣から後陣で構えることが多いので、左右の動きも大切ですが、
前後の動きも重要性が高いです。具体的な練習メニューを以下に解説していきます。
・前後左右のフットワーク
① フォアカット→バック前ツッツキ→バックカット→フォア前ツッツキ→繰り返し
② フォア前ツッツキ→バックカット→バック前ツッツキ→フォアカット→繰り返し
①(図左下)はカットからツッツキ(後陣から前陣)
②(図右下)はツッツキからカット(前陣から後陣)
が斜めの動きになるのでより大きく動く必要があるところがそれぞれ異なります。
この二種類の動きをマスターすれば、足の動きがスムーズになるでしょう。
ランダムボールへの対応
対応力を高めるためにコース、回転がランダムなボールに対してカット(ツッツキ)で返球する練習をしましょう。
実際の試合では相手が次に打つコース、ボールをある程度予測することが出来ます。
しかし、この練習ではわざと突拍子もないボールを多球で出してもらうとよいでしょう。
変化に対してラケットの出し方を変える練習と同時に反射神経を鍛えることが可能です。
上級者向け練習メニュー
次は、試合で勝ちたい目標がある上級者の方向けの戦術、試合を意識した練習、パターンを解説していきます。
これらを練習することで、試合で使える手札を増やしてみてください。
コースを狙う
カットやツッツキはボールのスピードが遅いので、相手に的を絞らせないように厳しいコースを狙うことが重要です。
普段の練習の中で常にコースを考えることでこの意識を高めていきましょう。
オススメのコースの狙い方を以下に解説していきます。
・ツッツキをサイドを切るようなコースに打つ
次の相手のドライブをクロス方向に誘導することが出来るので、次のボールを余裕をもって準備しやすくなります。
その余裕を使い次のボールに変化を付けることで得点につなげていきましょう。
・相手が回り込みドライブしたボールをフォアに返球する
相手がバックに来たボールを回り込んでフォアドライブしたら、フォアが空くので空いたコースに次のボールを打つことで相手を揺さぶっていきましょう。
また、カットだけでなくカウンターを狙うことも有効です。
・相手がフォア側からドライブしたボールをバックに返球する
上記と反対のパターンで相手をフォアからバックに動かす展開です。
カットをバックドライブで返球することはかなり難しいため、相手にツッツキで返球するように誘導することが出来ます。
そのボールを攻撃で狙うなどチャンスを作ることが可能です。
カットの回転量を変化させる
ナックル性のカットと下回転が強いカットの使い分けが出来るようにしましょう。
もし相手が回転の判断を誤って返球したらチャンスボールになる可能性が非常に高いです。
また、同じような回転量で返球し続けると相手が慣れてきてしまうので、
変化をうまく使うことで相手に強打をさせにくくする効果があります。
回転量の変化を使うことで様々なパターンに繋げていきましょう。
次の章で具体的な使い方を紹介します。
カットと攻撃を組み合わせる
カットマンもカットと攻撃を組み合わせることでより効果的なボールを打つことが出来ます。
オススメの攻撃パターンを以下に解説していきます。
・カットを相手にツッツキで返球させて次のボールを攻撃する
コースを狙う解説であるように、相手を左右に揺さぶることで相手のツッツキを誘い、
甘く入ったツッツキに対して攻撃を仕掛けていきましょう。
この時、相手にツッツキさせるボールの回転量を変化させることでより甘いボールを誘うことが可能です。
・甘いループドライブに対してのカウンター
コースを狙うこと、回転量を変化させることで相手のループドライブが甘く入ってきたら
カットだけでなくカウンターを打つことで相手にプレッシャーをかけることが出来ます。
カウンターは以下の動画を参考にしてみてください。
・三球目攻撃
カットマンもドライブマンと同じように三球目攻撃を狙っていきましょう。勿論、全てのボールを三球目攻撃で狙う必要はありません。
しかし、甘く来たレシーブは攻撃で簡単に点を取られてしまうというプレッシャーをかけることで試合を有利に進めることができます。
ロングラリーの一点と三球目で決まる一点は同じ一点です。粘る力も大切ですが、攻撃で簡単に点数を取れるようにしておくとよいでしょう。
三球目攻撃のコツは以下の記事を参考にしてみてください。
筆者がやりこんだ練習メニュー
下がらずカットする練習
筆者はフットワークが苦手な方だったので、相手のボールに間に合わなかった場合の練習もしていました。
特に相手が短くて厳しいストップをした時、自分が十分な位置まで下がれないことがあるので
前陣でもある程度カットで捌けるように練習をしていました。
ミドルに強打されたボールをカットする練習
ミドルに強打されたボールをカットするのは非常に難しく、相手も狙ってくることが多いです。
そこで、筆者は多球練習などでスピードボールをミドル付近に出してもらい、
瞬時に反応して返球する練習を行っていました。
ラケットを反転する
筆者はバック面に粒高ラバーを使用しているので、ラケットを反転することでプレーの幅を広げて練習していました。
以下に反転パターンを解説します。
・フォアに来たループドライブを反転粒カットで返球
粒高ラバーは回転を反転する性能があるので、裏ラバーより簡単にボールに下回転をかけることが可能です。
また、裏ラバーとは回転の質が違うカットを送ることが出来るので相手が慣れていないボールを打つことが出来ます。
・相手が回り込みドライブをバックに打ったボールを反転裏ラバーでカウンター
コースを狙うでも解説しましたが相手が回り込んで空いたフォアを狙う展開になります。
カットマンと対戦する相手が、バックにループドライブを多く打つという戦術を取ってくることが非常に多いです。
これに対してプレッシャーをかけるという意味で非常に有効なのでオススメです。
まとめ
今回はカットマンの上達方法について徹底解説しました。
「カットが上手くなりたい!」という方にはタクティブのパーソナルレッスンがおすすめです。
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