【内定者インタビュー】羽賀昭太(2017年作成)
羽賀昭太(文教大学)
目次
■どのような就職活動をしていましたか
スポーツに携わる管理栄養士として働きたいと思い就職活動をスタートしましたが、なかなか思うような企業とは出会えませんでした。スポーツに携わりたい、卓球に携わりたいという思いは強くあったものの、理想を現実にする厳しさを感じました。理想だけを追い求める就職活動をやめ、まずは専攻してきた管理栄養の知識を活かそうと、食品会社や給食委託会社を中心にエントリーシートを送りました。しかし、選考が進むにつれ、本当に自分のやりたいことが実現できる企業なのか疑問を感じるようになりました。自分が本当にやりたことは「スポーツを通した社会貢献」。このまま選考が進み会社に入社できたとしても、自分の夢は実現できない。後悔する自分がいるのではないか・・・。
私は覚悟を決め、スポーツ(卓球)に関わる企業への就職活動を再スタートしました。しかし、実際にエントリーシートを作成し始めると、選考で有利になるような事が思いつきませんでした。それでも、スポーツで社会貢献がしたい。タクティブへの挑戦は夢の実現への挑戦でした。
■面接時の雰囲気など教えてください
とても話しやすい環境をつくっていただきました。
一問一答のような淡々とした面接ではなく、しっかりと会話した上で自分の考え、伝えたいことを話せるように促していただけたように感じます。
面接というととてもピリピリした空気で、失言を恐れて無言になってしまうという場面も多く見かけます。しかしタクティブの面接では、面接官の方が自分のことを知りたがっている、興味を持っていただいていると感じることができて、とても話しやすかったです。
■インターンとして研修をしてきて良かった点はありますか?
自分でプレーすることと教えることに大きな差があることに改めて気づけたことです。分かっていたつもりでしたが、実際にたくさんのお客様とのレッスンの中で自分の認識がまだまだ甘かったのだと感じました。
自分の感覚を一方的に伝えるのではなく、一人一人のお客様それぞれが一番わかりやすい言葉を探して伝えていくことが大切だと感じました。
入社する前に自分の中の引き出しを少しでも増やせたことは自分にとってとても大きなことだと思います。
また、レッスン以外の業務も経験できたことも大きいです。レジ業務や電話対応など初めて経験することも多かったですし、レッスン以外の業務がスムーズにできるからこそお客様に快適にレッスンを受けていただけると感じることができました。
入社してすぐは緊張などで回りが見えなくなってしまいがちだと思うので、今のうちから様々な業務の重要性を感じることができて良かったです。
■入社後の目標を教えてください
私は生涯スポーツとしての卓球の推進に力を入れていきたいと思っています。
一般的に卓球は、運動量の少ないスポーツとして認知されています。そのため、健康づくりのための運動ときいて、卓球が思い浮かぶ方は多くないと思います。
しかし、実際は反復横跳びのような強度の高い運動や、ラケットを振る際の全身運動など、健康づくりに大切な要素がたくさん含まれています。オリンピックで卓球が注目されている今、偏った卓球の認知を改めることに尽力したいです。
また、栄養士として、ヘルスケアの要素を取り入れた新規事業を立ち上げたいと思っています。例えば、健康づくりに非常に大切な要因である食事と卓球を絡めることや、レッスンで自分がどれだけ動いたのか、どれだけカロリーを消費したのか分かるシステムを作ることなど、やりたいことはたくさんあります。
卓球を通して、新しい形で人々の健康増進にアプローチをしていくことが私の目標です。
■就職活動をしている学生にメッセージをお願いします
私は管理栄養士になるために今の大学へ進学しましたが、管理栄養士としては就職しませんでした。
自分のやりたいことをしっかり決め、貫くのも一つの就職活動の形だと思いますが、一つの職種にとらわれすぎないことも大切だと思います。特に自分がどんな仕事をしたいのかまだ曖昧な方にはとても大切です。忙しい日々に追われて、同系統の職種ばかり調べがちですが、息抜きも兼ねて他の職種も調べてみてください。もしかしたら、自分の新しい可能性に気付けるかもしれません。説明会に行き、結果入社しなかったとしても、その経験は決して無駄にはなりません。この機会を活かして、見聞を広めてみてください。
視野が狭くなってしまい、自分の可能性を狭めない様にしてください。広い視野を持って、本当に入社したいと思える会社に出会えたら、思い切って挑戦して欲しいと思います。
皆さんがそれぞれに合った会社と出会えることを祈っています。頑張ってください。