「卓球を通して健康寿命に貢献する会」発足会に参加いたしました。

お知らせ

3月15日に開催されました、卓球通して健康寿命に貢献する会に参加いたしました。
当日は、卓球のインストラクターとしてTACTIVEから2名のコーチが参加いたしました!

(以下東京都看護協会会報誌より転載)
https://www.tna.or.jp/index.php/about/proceeding/
https://www.tna.or.jp/files/7514/3108/3617/tokyokango_web.pdf

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3月の春めいた日曜日の午後に東京都看護協会会館で、「卓
球を通して健康寿命に貢献する会」の発足会が開催され、約
100名が集まりました。東京都看護協会が特別協力/共催して
いるこの会は、医療に従事する方々・プロの卓球選手・卓球に造
形の深い著名人とともに、誰もが気軽に楽しめる健康卓球を確
立し、健康寿命を延ばして日本の社会に貢献することを目的に
発足されました。
朝日エルグループ会長の岡山慶子さんが開会宣言し、「実は
男性も女性も寝たきりになってからが実に長くて、男性は9年、女
性は12年も健康でないままに生き永らえるというデータが出てい
る。国を挙げて健康寿命を延ばそうとしており、私たちも卓球を通
して健康寿命を延ばし貢献したい」と、会の主旨が熱く語られまし
た。また、事業計画として、卓球が心身に及ぼす効果調査研究、
卓球人口の拡大(卓球大会・卓球教室の開催)、卓球健康セミ
ナーの開催、学習ツール(eラーニング、DVD)の作成、健康卓球
認定資格制度の設立、広報活動をあげていました。
東京都看護協会に卓球台を寄付された日本学生卓球連盟
会長の児玉圭司さんは、「卓球は生涯スポーツとして寿命に貢
献できる。国際連盟、200の国以上が加盟しているスポーツの
中で競技人口は圧倒的に多いのは1位が卓球とバレーボール、
3位がバスケットボールで、協議実行は圧倒的に卓球が多い。
“卓球は瞬発力のマラソン競技”でフット・インナー・アームの3つ
のワークを鍛えることができ、判断力・決断力・対応力・実行力、平
常心を保つなど精神面も鍛えることができる奥深い生涯スポー
「卓球を通して健康寿命に貢献する会」発足会
ツである」と話されていました。
稲毛病院の整形外科・健康支援科の佐藤務医師は「卓球は
非常にけがの少ない競技であり、さらに日本人に向いている競
技。高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症では、腰を伸ばすと神経を
圧迫するため腰を少し曲げたくらいがよくて。その中でも盆踊りが
日本人によい姿勢で、それに似た卓球のかまえが合っているよう
に思う。リハビリの観点からも歩けばよいのではなく、卓球の動き
は健康を維持するのに合っている、趣味にすると役に立つス
ポーツ」と述べられました。
日本精神科看護協会業務執行理事の仲野栄さんからは「精
神科には必ず卓球台があり、ピンポンは年齢を問わずできる。精
神科で感じるのは患者は勝てば嬉しく、また身体を使ってすっきり
するので心身ともによい。看護師は負けると悔しくもあるが、一緒
にやると共感できてよい」と看護の場での卓球の有益性が紹介
されました。
スペシャルサポーターのコシノジュンコさん(ファッションデザイ
ナー)は「ただただ大好きの卓球をしていると嫌な事を全部忘れる
ことができる」と語り、四元奈生美選手や福澤朗アナウンサーら
と実演しました。福澤さんは「命は地球よりも重い。2.7g(1円玉3
枚)の珠がその命に貢献できるのは素晴らしい」とラリーをしなが
ら強調しました。リズミカルなラリーに感嘆の声が上がり、時折鋭
いスマッシュに会場がわーっと沸きました。
90歳の飯田さんが登場し、選手と素晴らしいラリーを披露され
ました。ストレスをためない、よく食べる、よく寝ることがモットーの飯
田さんは選手と素晴らしいラリーを披露されました。55歳から卓
球をはじめて35年目、週5回練習し、卓球と通して友達が増えた
とのことです。
続いて大内洋医師、嶋森好子会長、コシノジュンコさんによる
トークショーが行われました。「卓球は前傾姿勢で股関節が屈曲
していると筋力がしっかりしてくるスポーツ」、「有酸素運動にもな
り、いろんな方面で役に立つスポーツ」「看護職も働きながら卓
球ができ元気になって次の仕事につながる。これは良い」と賛
成。「おしゃれをして卓球をするのも良い。若いころやっていると忘
れない。きっかけがあるとすぐできる。心の健康にもなるので広が
ることを願う」などいろいろな話題に会場はうなずいていました。
原田敦先生の講演では「健康長寿をおびやかすフレイル(筋
力や活力の低下)、ロコモ(運動器の障害のために移動機能の
低下をきたした状態)―その早期予防に向けた卓球への期待
―」について、まず医学的観点からフレイル・ロコモに関して説明
し、「認知症や骨折・要介護を卓球を通して予防しましょう」とメッ
セージがありました。皆さんも、卓球を始めてみませんか?
「健康寿命」とは、日常的に介護を必要としないで、自
立した生活ができる生存期間のこと。とWHOが
2000年にこの言葉を公表しました。平均寿命から介
護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命
になり、厚生労働省は、2010年の統計では日本人の
健康寿命は男性で70.42歳、女性で73.62歳である
と2012年6月に発表しています。
(取材:宇賀神、樺澤)

「卓球を通して健康寿命を延ばす会」発足会
プログラム (以下 敬称略、五十音順)
日時 : 3月15日(日) 13:30~15:00
会場 : 東京都看護協会 サークル室
1.会の主旨と今後の事業計画について 13:30~13:35
岡山 慶子(朝日エルグループ会長)
2.卓球は生涯スポーツとして寿命に貢献できる
児玉 圭司(株式会社スヴェンソン代表取締役社長)
学生時代世界選手権出場、
日本のナショナルチームの元監督
日本学生卓球連盟会長、日本卓球協会評議員
3.卓球大会 パート1 13:40~14:00
コシノジュンコさん/四元 奈生美選手などによる
楽しさと、妙技の披露
4.トークショー 14:00~14:20
「もっと元気に、もっと美しく。」
大内 洋(医療法人鉄蕉会 亀田病院スポーツ医学科部長)
コシノジュンコ(ファッションデザイナー)
嶋森 好子(公益社団法人 東京都看護協会会長)
5.講演 14:20~14:40
「健康長寿をおびやかすフレイル、
ロコモ ― その早期予防に向けた卓球への期待 ―」
原田 敦(独立行政法人 国立長寿医療研究センター病院長)
6.協力団体等からメッセージ 14:40~14:45
佐藤 務(稲毛病院 整形外科・健康支援科部長)
仲野 栄(一般社団法人 日本精神科看護協会業務執行理事)
7.卓球大会 パート2 14:45~15:00
卓球のおかげでとっても元気な90歳/
インストラクター/看護師さんによる
健康維持や強さとスピードの技披露

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