【卓球】ラケットの持ち方(握り方)徹底ガイド【プロコーチが徹底解説】

卓球関連記事

この記事を書いた人(コーチ詳細

嵯峨 弘平 Kohei Saga

ゴールドコーチ
  • 高校:関東予選県大会、インターハイ予選県大会
  • 高校:団体、ダブルスベスト8

卓球におけるラケットの持ち方や握り方は、プレーの質を大きく左右します。

持ち方を工夫することで卓球における技術の安定性や精度を向上させることが可能です。

本記事ではプロコーチの視点からおすすめの持ち方や利点について詳しく解説します。

IMG_3164

 

プロコーチが語るラケットの持ち方(握り方)の重要性

卓球におけるラケットの持ち方や握り方によってプレースタイルやカットなどの卓球の技術の安定性、技術向上に大きく影響します。

そのため、初心者から上級者まで、自分に合った持ち方を見つけることが大切です。

 

ラケットの持ち方がプレーに与える影響

卓球におけるラケットの持ち方や握り方は、回転のかけやすさ、そしてプレーにおける安定性に影響します。

また、ラケットの持ち方や握り方によって、手首や腕の動きがスムーズになり、より自然な動作が可能になります。

結果として、長時間のプレーでも疲れにくく、安定したパフォーマンスを発揮することができます。 

 

卓球ラケットの持ち方(握り方):シェークハンドグリップ

シェークハンドグリップは、世界中で最も普及しているラケットの持ち方の一つです。

この持ち方は、ラケットを握る際に多くの人にとって扱いやすく、幅広いプレースタイルに対応できます。

IMG_3165

シェークハンドグリップの特徴と基本の持ち方(握り方)

シェークハンドグリップは、ラケットを握手するように持つスタイルです。

この持ち方では、人差し指と親指でラケットのブレード下部を軽く挟み込み、残りの指でグリップ部分を包み込むようにします。

この方法により、ラケットのコントロールがしやすくなり、ドライブやフォアハンド、バックハンドの精度が向上します。 

具体的には、ラケットのグリップ部分を軽く握り、人差し指をラケットのブレード下部に軽く沿わせることで、力を入れすぎずにしっかりとしたホールド感を得られます。

この握り方は、様々な技術が打ちやすくなるため、多くのプレーヤーにとって使いやすい方法です。

IMG_3156 IMG_3157 IMG_3155

 

シェークハンドグリップの利点

シェークハンドグリップの大きな利点は、攻守のバランスが取りやすいことです。

この持ち方では、手首や腕の動きが自由になり、さまざまな卓球の技術に対応しやすくなります。

また、握手するように持つスタイルであり、指先に力が入りすぎないことから、長時間のプレーでも疲れにくいのが特徴です。 

シェークハンドグリップを使用することで、以下の利点が得られます。

◾️攻撃力の向上:強力なフォアハンドやバックハンドが打ちやすくなります。

◾️回転の調整:回転をかける際の腕の動きがスムーズになり、回転の量や方向をコントロールしやすくなります。

◾️守備の安定性:ブロックやカットマンのようなディフェンシブなプレーでも、持ち方(握り方)が安定しているため、正確な返球が可能です。

以上のように、シェークハンドグリップは多くのプレーヤーにとってバランスの取れた持ち方です。

初心者から上級者まで、シェークハンドグリップを試してみることで、プレーの質が向上するかもしれません。

 

卓球ラケットの持ち方(握り方):日本式ペンホルダー

卓球のラケットの持ち方(握り方)にはいくつかのスタイルがありますが、日本式ペンホルダーは1900年代前半で特に日本の選手たちが使用していた持ち方です。

この持ち方は、フォア片面のみにラバーが貼られているため、攻撃的なプレーに適しており、強力なフォアハンドが特徴です。 

IMG_3167

IMG_3166

 

日本式ペンホルダーの特徴と基本の持ち方(握り方)

日本式ペンホルダーは、ペンを持つようにラケットを握る持ち方です。

この持ち方では、親指と人差し指でラケットのグリップ上部をつまむように持ち、他の指はラケットの裏側に添えます。

この持ち方は、強力なフォアハンドを繰り出すのに適しています。

IMG_3158 IMG_3159 IMG_3160

 

日本式ペンホルダーの利点

日本式ペンホルダーの最大の利点は、フォアハンドの威力とスピードにあります。

この持ち方は、手首の自由度が高く、フォアハンドによる素早い攻撃が可能です。

また、ラケットの裏面を使わないため、片面に特化したラバーを使用できるのも特徴です。

しかし、バックハンドのプレーがやや制限される点には注意が必要です。 

 

卓球ラケットの持ち方(握り方):中国式ペンホルダー

中国式ペンホルダーは、ペンホルダーグリップの一種ですが、日本式とは異なる特性を持っています。

この持ち方は、ペンホルダーですが、フォアハンドとバックハンドの両面にラバーが貼られており、バランスが取れたプレーが可能です。 

IMG_3169

IMG_3168

 

中国式ペンホルダーの特徴と基本の持ち方(握り方)

中国式ペンホルダーもペンを持つようにラケットを握りますが、日本式とは少し異なります。

親指と人差し指でラケットのグリップ上部をつまむように持ち、残りの指はラケットの裏面を支えますが、少し丸めて持つようにします。

これにより、フォアハンドとバックハンドの両方でラケットを使うことが可能です。

IMG_3162 IMG_3163 IMG_3161

 

中国式ペンホルダーの利点

中国式ペンホルダーの利点は、フォアハンドとバックハンドの両方でドライブなどの攻撃的なボールを打てることです。

この持ち方は、日本式ペンホルダーと同様に手首の自由度が高いため、多彩な技術に対応可能になります。また、ラケットの裏面を使用することで、戦術の幅が広がります。

一方で、ラケットの裏面は手首や指先の使い方が複雑であり、初心者には少し難しいかもしれません。

 

日本式ペンホルダーと中国式ペンホルダーの違い

日本式ペンホルダーと中国式ペンホルダーの大きな違いは、ラケットの裏面の使用方法にあります。

日本式ペンホルダーでは片面のみを使用するのに対し、中国式ペンホルダーでは両面を使用します。これにより、中国式ペンホルダーは戦術の幅が広がる一方、日本式ペンホルダーはシンプルで強力なフォアハンドが打ちやすいです。

また、持ち方の違いがプレースタイルに大きく影響するため、自分のスタイルに合った持ち方を選ぶことが重要です。

 

卓球ラケットの持ち方(握り方)の種類別のメリットとデメリット

卓球のラケットの持ち方には様々なスタイルがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

ここでは、シェークハンドグリップとペンホルダーの比較を行い、プロコーチの視点からその特徴を解説します。

 

シェークハンドとペンホルダーの比較

シェークハンドは、ラケットを握手するように持ち、両面を使用することができるため、安定した守備と多彩な攻撃が可能でバランスの良い持ち方です。

一方、ペンホルダーはペンを持つようにラケットを握り、片面または両面を使用するため、素早い攻撃と強力なフォアハンドが打ちやすいです。

IMG_3164IMG_3167

 

プロコーチが解説する各グリップのメリットとデメリット

各グリップにはそれぞれメリットとデメリットがあります。

シェークハンドは、フォアハンドでもバックハンドでも、安定した守備と多様な攻撃が可能でバランスが良い持ち方のため、初心者にも扱いやすいです。

また、どんなボールに対しても柔軟に対応することが可能です。

一方、ペンホルダーは攻撃力に優れ、特にフォアハンドでの強力なドライブが特徴です。

しかし、ペンホルダーはバックハンドの操作が難しく、弱点となり、狙われるケースが増える傾向にあります。

自分のプレースタイルや好みに合わせて、最適なグリップや持ち方を選ぶことが大切です。

 

初心者向けの持ち方(握り方):シェークハンドグリップ

卓球を始める際、最初に習得するべき持ち方としてシェークハンドグリップが挙げられます。

この持ち方は、初心者にとって使いやすく、基本的な技術を身につけるのに適しています。

ここでは、シェークハンドグリップの特徴と初心者が選ぶ理由について解説します。

IMG_3165IMG_3156IMG_3157

 

初心者がシェークハンドグリップを選ぶ理由

シェークハンドグリップは、ラケットを握手するように持つスタイルで、手の形状にフィットしやすいため、初心者でも握りやすい持ち方です。

この持ち方は、フォアハンドとバックハンドの両面を使用することができるため、バランスの取れたプレースタイルを身につけやすいです。

また、シェークハンドグリップは多くのプロ選手も使用しているため、参考にしやすく、上達するにつれて幅広い技術に対応できます。

 

自分に最適な持ち方(握り方)を見つける

卓球のラケットの持ち方は一つではなく、自分に最適な持ち方を見つけることが重要です。

持ち方が適切であれば、卓球における技術力が向上し、プレー全体のパフォーマンスが向上します。

 

自分に最適な持ち方(握り方)を見つけるためのチェックポイント

自分に最適な持ち方を見つけるためには、いくつかのチェックポイントを考慮することが重要です。

まず、自分の理想としたプレースタイルに合った持ち方を選びましょう。

フォアハンドを主体として、フットワークを多用した攻撃的なプレースタイルにはペンホルダーが適している場合が多いです。

フォアハンドとバックハンドの両面を使用し、攻撃的にも防御的にも対応できるバランスの良いプレースタイルにはシェークハンドグリップが向いていることが多いです。

また、手の大きさや握力も考慮するべきポイントです。

実際にいくつかの持ち方を試してみて、最も扱いやすいものを選びましょう。 

 

グリップスタイル(持ち方)を変える際の注意点とコツ

新しいグリップスタイル(持ち方)に変更する際には、いくつかの注意点とコツがあります。

まず、最初は違和感を覚えるかもしれませんが、慣れるまでの間は練習を重ねることが必要です。

また、手首や腕に負担がかからないように、適度な力でラケットを握ることも大切です。

プロコーチのアドバイスを受けながら、徐々に新しいグリップ(持ち方)に慣れていきましょう。

 

まとめ

卓球において、ラケットの持ち方(握り方)はプレーの質に大きく影響します。

初心者にはシェークハンドグリップが推奨され、自分に最適な持ち方を見つけることが重要です。

プロコーチのアドバイスを活用しながら、最適なグリップを習得し、卓球を楽しみましょう。

「ラケットの持ち方を知りたい!」「自分にどの持ち方が合うのか知りたい!」という方にはタクティブのパーソナルレッスンがおすすめです。

 

卓球スクール・タクティブでは、実績・指導経験ともに豊富なコーチが多数在籍しており、マンツーマンのパーソナルレッスンだからこそ、自分の納得いくまで打ち込め、自分の納得いくまで質問ができる環境があります。プロの指導で近道しませんか?

 

通常価格が6,000円~(税込)のレッスンが初回限定1,100円(税込)で受けられる体験レッスンもご用意しております。以下のURLより、ぜひお申し込みくださいませ。

\お得な価格でレッスンを体験/

まずは体験レッスンに申し込む

電話からの申し込み・お問い合わせ

タクティブで働きませんか?

タクティブを一緒に盛り上げる、下記のポジションを募集しています。

卓球インストラクター

店舗インストラクターは、店舗でのレッスンや接客を中心に、お客様に直接サービスを届けるポジションです。サービス提供だけではなく、店舗運営や販促などの幅広い業務に携わっていただきます。

採用ページ