【卓球】粒高対策の徹底ガイド!プロコーチが教える3つの対策法
🏓 本記事はこんな方にオススメ
- 粒高を使っている選手になかなか勝てないで悩んでいる方
粒高ラバーを使う選手に苦戦していませんか?
特殊な性質を持つ粒高ラバーは、回転のかかり方や打球感が独特で、多くの選手にとって対策が難しい相手となりがちです。
しかし、適切な対策を取ることで、粒高選手にも効果的に対応できるようになります。
本記事では、日本最大級の卓球スクールで活躍するプロコーチが、粒高ラバーに対する3つの具体的な対策法を徹底解説します。
苦手意識を克服し、試合での勝率を上げるためのヒントをぜひご覧ください!
目次
粒高ラバーの特徴と対策の重要性
粒高ラバーは、独特の打球感と変化球の威力で多くの選手を悩ませています。まずは粒高の特徴を理解し、なぜ対策が必要なのかを見ていきましょう。
粒高ラバーとは
粒高ラバーは、表面に大きな粒状の突起がある特殊なラバーです。この構造により、通常のラバーとは異なる特徴を持っています。
粒高ラバーの最大の特徴は、相手の打球に対して、表面の粒が倒れることで、打たれたボールの回転量・回転の種類をほぼそのまま返すことです。
そのため、強烈な回転や複雑な回転をボールに加えてしまうと、その回転がそっくりそのまま返ってくるため、苦戦を強いられることになります。
競技力が高く、ドライブやサーブが上手な選手でも粒高対策ができていないと、思わぬ敗北を喫することがあります。
年代にもよりますが、裏ソフトラバーや表ソフトラバーに比べて、粒高ラバーの使用者は少ないため、対策を怠りがちです。
しかし、上記のような特徴があるため、しっかりと対策練習と知識を身につけておかないと、試合で困ることになります。
【粒高ラバーの特徴まとめ】
- 強烈な回転がかかる(相手の回転量をほぼそのままに返す)
- 予測しづらい変化球が打てる
- 使用プレーヤーが裏ソフトなどと比べると少ないため、対策しにくい
なぜ粒高対策が重要なのか
粒高対策が重要な理由は以下の通りです:
- 慣れないと返球が難しい:粒高の独特な回転に慣れていないと、ミスを誘発しやすくなります。
- 精神的プレッシャー:対策を知らないと、使用者に対して苦手意識を持ってしまいます。
- 試合の流れを変える:効果的な対策を知っていれば、粒高使用者の戦略を崩すことができます。
適切な対策を身につけることで、粒高使用者との対戦に自信を持って臨めるようになります。
プロコーチが伝授!3つの粒高対策
ここからは、タクティブのプロコーチが実践的な粒高対策を3つご紹介します。
これらの対策を身につければ、粒高使用者との対戦で大きなアドバンテージを得ることができるでしょう。
1. 回転を読む技術を磨く
粒高対策の基本は、相手の回転を正確に読むことです。
以下の点に注目しましょう。
◾️自分の打った打球の回転の種類と回転量を把握する
粒高ラバーは自分の打ったボールの回転量や回転をそのまま返すため、自分がどんな球を打ったのかをしっかりと把握しておくことが大切です。
例えば、強い回転のドライブを打った場合、次のボールは(※)切れた下回転で返ってくるので、再度強いドライブを打つとミスをしやすくなります。
そのため、ツッツキや軽打で繋げたりする必要があります。
おすすめの対策としては、こちらからはあまり複雑な回転や強い回転をかけずにコースなどを狙って相手を崩し、返球が甘くなったタイミングで強打を入れていく戦術です。
そうすることで、変化量・変化幅が少ない返球が多くなり、こちらは戦いやすくなります。
(※)自分側から見ると下回転だが実際には上回転がそのまま返っている
◾️相手のスイングの軌道を見る
相手のスイングの軌道を把握することも重要です。
前述した自分の打った打球と相手のスイングを照らし合わせることが大切になります。
上から下に振り下ろしているのか、後ろから前に押してきているのか、はたまた当てるだけなのかを見て、最適な技術を選択していきましょう。
2. ボールの緩急・高低・配球を工夫する
前述したように、粒高ラバーに対しては自分が強烈な回転や複雑な回転を出すと、そのままの強い回転や複雑な回転で返ってきてしまいます。
そこで強い回転や複雑な回転ではなく、緩急をつけたり、あえて高く返球したり、コースを工夫することで相手を崩すことが必要です。
【おすすめの作戦】
- 【緩いボール→緩いボール→速いボール】のように緩急をつける
- 強打をしにくい特性を逆手に取り、あえて高いボールを送ってミスを誘う
- 前後左右にコースを変えて相手を動かすことでミスを誘う
3. 粒高ラバーに慣れるために対策練習をする
最後に重要なのは、粒高ラバーに慣れるために実際に対策練習をすることです。
知識を身につけても実践しないと机上の空論で終わってしまいます。
知識を得たら、しっかりと粒高ラバーを使用する相手と練習を重ねて、粒高ラバーに慣れ、理解を深めましょう。
そうすることで、「粒高ラバーが苦手」「粒高ラバーの仕組みがわからない」という精神的な懸念・不安を払拭し、自信を持ってプレーできるようになります。
身近に粒高ラバーを使用しているプレーヤーがいない場合は、卓球スクールに行って、コーチに粒高ラバーを使用してもらってレッスンを受けることも一つの手段です。
多くのコーチは粒高ラバーの仕組みを理解しているため、粒高ラバーが本職でなくてもある程度プレーすることができます。困ったら卓球スクールに足を運んでみましょう。
まとめ
粒高対策は、正しい知識と練習があれば上達します。
ここまでご紹介した対策を意識して、ぜひ練習に取り入れてみてください。
粒高対策の鍵は、以下の3点です:
- 回転を読む技術を磨く
- ボールの緩急・高低・配球を工夫する
- 粒高ラバーに慣れるために実際に練習する
これらの対策をすれば、粒高使用者との対戦に自信を持って臨めるはずです。
さらに上達したい方には、プロコーチによる直接指導がおすすめです。
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