【卓球】ペンホルダー必見!チキータの効果的な使い方と実践テクニック

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この記事を書いた人(コーチ詳細

宮里 州 Shu Miyazato

シルバーコーチ
  • 高校:沖縄県高校総体 優勝(シングル、団体)
  • 高校:インターハイ出場(シングル、団体)

卓球の技術が進化する中で、ペンホルダーの選手にとってチキータは試合を制するための重要な技術の一つとなっています。

本記事では、卓球のプロコーチとして数々の選手を指導してきた経験を基に、ペンホルダーでも効果的にチキータを使いこなす方法を徹底解説します。

チキータの基本

卓球の技術として広く知られるチキータ。
その基本を押さえつつ、ペンホルダー特有の利点を活かして実践する方法を解説します。

チキータとは何か?

まず、この記事で解説する「チキータ」は、ペンホルダーのバックハンド(裏面)での技術を指します。

チキータとは、台上の短いボールに対して、利き手と反対側のボールの側面を擦るように打球するバックハンド技術の一つです。

この技術は、特に相手の短いサーブに対して、レシーブから攻めに転じる際に用いられることで知られています。

ペンホルダーでチキータを使うメリット

ペンホルダーによるチキータは、強い回転量の横上回転が入っているため、変化が大きく、相手にとって返球が難しくなり、攻撃の起点として非常に効果的です。

また、この技術は多くの選手にとって慣れない球質であるため、相手を崩しやすくなります。

さらに、ペンホルダーのチキータは、様々な下回転系のサーブに対しても柔軟に対応できる点が大きなメリットです。

ペンホルダーでチキータを使うデメリット

ペンホルダーでのチキータは、強い回転量が特徴ですが、その反面、返球されたボールに大きな変化が生じやすく、再び返球する際に難しさが伴うことがあります。

しかし、全体としては大きなデメリットが少なく、ペンホルダーにとって非常に有効な技術と言えます。

チキータの使用する際の注意点

前述の通り、チキータを相手に返球された際には、ボールに大きな変化が生じることがあるため、その変化に十分注意が必要です。

また、チキータを打つ際には、体が深く台の中に入り込むため、その後の戻りの速さが重要となります。

さらに、相手がロングサーブや長いツッツキを繰り出す可能性があるため、それらに対する警戒を怠るとミスにつながりやすくなります。

最後にバックスイングの際手首の入れすぎに注意しましょう。自身が自然にスイングを行いやすい分だけ手首を使いましょう。

チキータの基本的な打ち方

ここでは、チキータを打つための基本的なフォームやスイングのポイントを詳しく解説します。

正しい打ち方を身につけることで、安定したチキータを習得し、試合での攻撃力をさらに高めることができます。

チキータの基本的なフォーム

チキータを正確に打つためには、まず利き手側の足を前に出し、卓球台の下に入るような姿勢を取ることが重要です。

その後、ラケットの先端が真下を向くように肘を高く保ち、スイングの支点とします。スイングの際は、肘を固定したまま前腕から動かし始め、最後に遅れて手首を返すように振り切るのがポイントです。


打球のタイミングは、手首が返る瞬間を目安にすると安定してチキータを打ちやすいです。

チキータを安定させるフットワーク

チキータを安定して打つためには、フットワークが非常に重要です。

基本的には、動き出しの際に利き手と反対側の足から動かし、打球時には利き手側の足が前に出るようにします。

フォア前のようにボールと距離がある場合は、利き手と反対側の足を大きく動かして距離を調整し、ミドルのようにボールが近い場合は小さく動かすことで、適切な距離感を保ちましょう。

また、バックサイドに来たボールに対しては、利き手と反対側の足が前に出るため、通常とは反対の動きになることに注意が必要です。

打球時のラケットの角度

チキータを安定して打つためには、ラケットの角度を相手のボールの回転に応じて適切に調整することが重要です。

基本的には、下回転に対してはボールの側面(バック側)の下部を擦るような角度、横回転に対してはボールの側面(バック側)を擦るような角度、そして上回転に対してはボールの側面(バック側)の上部を擦るような角度を目安にしましょう。

慣れてきたら、回転に応じて微調整を行い、さらに精度を高めることを目指しましょう。

打球時のラケットのスイング

チキータを安定して打つためには、基本的に卓球台に対して水平にスイングすることを目指しましょう。

相手のボールの回転に応じてスイングの方向を調整することで、さまざまなボールに対応できるようになります。

具体的には、縦回転(上回転や下回転)に対しては前方向に、順横回転にはストレートの方向に、逆横回転にはクロス方向にスイングすることが効果的です。

チキータの応用

チキータは基本的な技術を習得した後、その応用によってさらに戦術の幅を広げることができます。

ここでは、試合中に効果的にチキータを活用するための応用テクニックや、他技術との効果的な組み合わせについて解説します。

効果的なチキータの使い方

ペンホルダーによるチキータは、横への変化が大きいため、特に相手のミドルを狙った打球が非常に効果的です。

対戦相手の体勢を崩し、有利にラリーに持ち込みやすくなります。また、短い下回転のサーブをストップでレシーブしてくる相手に対しても、積極的に狙っていきましょう。

そうすることでレシーブを限定させ三球目攻撃に繋げやすくなります。

さらに、前陣でプレーしている相手に対しても、チキータを駆使することでプレッシャーをかけ、台から離し主導権を握りやすくなります。

チキータと他の技術の組み合わせ

チキータは、ストップと組み合わせることで、前後に相手を揺さぶり、相手の待ちを外してミスを誘発することができます。

特に、ペンホルダーの場合、チキータのフォームからストップへの切り替えが分かりにくいため、この組み合わせは非常に効果的です。

また、バックフリックとの組み合わせも有効です。横への変化が強いチキータと、打球方向に伸びるバックフリックを組み合わせることで、相手の守備を崩し、攻撃のチャンスを広げることができます。

ストップの解説はこちら↓
【卓球】ストップ徹底ガイド:プロコーチが教える秘訣と練習法

バックフリックの解説はこちら↓
【卓球】バックフリックのコツと練習法|初心者から上級者まで使える上達テクニック

まとめ

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