卓球の表ソフトラバーとは?特徴や選び方、使い方を徹底解説
卓球の表ソフトラバーは、プレイスタイルに大きな影響を与える重要な要素です。
この記事では、表ソフトラバーの特徴やメリット、選び方について詳しく解説します。
初めて使用する人や、性能を最大限に引き出したい方に役立つ情報を提供します。
目次
表ソフトラバーとは?その基本と特徴を解説
表ソフトラバーは、裏ソフトラバーとは異なる特徴があり、プレイスタイルに大きく影響を与えます。
ここでは、表ソフトラバーの特徴、表ソフトラバーのメリット、デメリットを解説します。
表ソフトラバーの特徴
表ソフトラバーは裏ソフトラバーと違い、表面に平らで低い突起が張り巡らされているのが特徴です。
表面に突起があるため、裏ソフトラバーよりも表面の引きつれが起きにくく、回転の影響を受けにくかったり、ナックル性のボールが出しやすいです。
表ソフトラバーのメリット
ここでは、表ソフトラバーのメリットを2つ紹介します。
スピードが出しやすい
裏ソフトラバーに比べると、回転の影響を受けにくいので、相手の回転に左右されずにスマッシュなどの直線的なボールを打ちやすいです。
回転の影響を受けにくい
表ソフトラバーは、裏ソフトに比べて、相手の回転の影響も受けにくいです。
そのため、相手のサーブに対するレシーブやドライブに対するブロックなどが安定しやすいです。
表ソフトラバーのデメリット
ここでは表ソフトラバーのデメリットを紹介します。
回転をかけにくい
表ソフトラバーの一番の弱点は裏ソフトに比べて回転をかけにくいところです。
そのため、サーブやドライブのような強力な回転をかける技術は、どうしても裏ソフトラバーのほうに軍配が上がります。
戦術の幅が狭くなってしまう
回転をかけにくい以上、打つボールもナックル性のボールが必然的に多くなってしまいます。
そのため裏ソフトラバーのように色々なボールが出せないため、戦術の幅も狭まってしまいます。
もちろん練習を重ねて、技術を磨いていけば幅広い戦術を使うことも可能です。
表ソフトラバーの選び方
ここでは表ソフトラバーの選び方について紹介します。
選び方は2つあり、粒の高さと粒の並びです。
粒の高さ:1.0mmと1.2mm
表ソフトラバーには、粒の高さが1.0mmと1.2mmの2種類があります。
一般的には、表ソフトラバーは1.0mmが多いですが、1.2mmの表ソフトラバーもあります。
粒の高さが高くなることで、打球したボールの変化幅が大きくなるというメリットがあります。
一方で、粒が高くなることで、打球したボールのスピードが出しづらいというデメリットもあります。
そのため、自分の理想としているプレースタイルや、改善したい点に合わせて粒の高さを選ぶことが重要です。
粒の並び:縦目と横目
表ソフトラバーには、粒の並びに違いがあり、縦目と横目が存在します。
縦目とは、ラケットのグリップを下、ラケットヘッドを上として見た時に、粒が縦に1列に並んでいるものを言います。
一般的には、スピード系であると言われており、回転をかけることが難しい反面、ナックル(無回転)でスピードを出すことがやりやすいとされています。
そのため、相手はやりづらさを感じやすく、表ソフトラバーによる得点率が高いですが、ラバーの扱いやボールのコントロールが難しいという側面もあります。
横目とは、ラケットのグリップを下、ラケットヘッドを上として見た時に、粒が横に1列に並んでいるものを言います。
一般的には、回転系であると言われており、裏ソフトラバーよりか少なくなりますが、回転をかけることができ、安定した打球が可能になります。
そのため、裏ソフトラバーとの組み合わせや変化による得点を取りやすいですが、大きな違いを生み出せないため、戦術や打法に工夫が必要です。
表ソフトラバーの基本技術とコツ
表ソフトラバーを効果的に使うためには、その特徴を活かした、技術が必要不可欠です。
ここでは表ソフトの基本技術を紹介します。
ミート打ち
表ソフトラバーでの技術で多用するのは、ミート打ちになります。
ミート打ちは、ボールに回転をかけずに打ち込む技術で、裏ソフトラバーとは違い、回転をかけにくく、相手の回転の影響を受けにくいラバーなので、安定してスピードのあるボールを打ち込むことができます。
ラケットの真ん中でボールを打球することに加え、スイング途中で手首が動きすぎないようにある程度固定し、フラットにスイングすることを意識することがポイントです。
表ソフトラバーの練習方法
ここでは、表ソフトラバーの方に向けた練習方法を紹介します。
裏ソフトラバーの方は、あまりやらない練習もあるので、是非参考にしてみてください。
ツッツキに対するミート打ち練習
表ソフトラバーの方に必要な練習は、ツッツキなどの下回転のボールに対してのミート打ちです。
具体的な練習方法は、多球練習で相手にツッツキのボールを出してもらい、それを表ソフトラバーを使いミート打ちをします。
このときに、ツッツキが低かった場合には、ラケットをボールの下に入るようにし、打球します。姿勢も高いと、安定感にかけ、低いボールに対しての体の踏ん張りも効かなくなります。
このことから、姿勢は低く構え打球するように意識しましょう。
三球目ミート打ち練習
表ソフトラバーの選手は、早いプレイスタイル、いわば前陣速攻型の戦術が、一番効果的になります。
そのために、自分から仕掛けに行くことができる三球目攻撃も、必要不可欠になります。
練習方法としては、サーブを相手にだし、レシーブしてもらい、それを、ミート打ちで攻撃します。
このときにレシーブを最初は、フォアサイド、バックサイド、どちらかに固定してもらいましょう。
慣れてきたらランダムにしてもらうなどの、段階を踏むことで、自分のレベル感にあった練習ができると思います。
まとめ
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