卓球の表ソフトラバーとは?特徴や選び方、使い方を徹底解説

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この記事を書いた人(コーチ詳細

菊池 誠 makoto kikuchi

ブロンズコーチ

卓球の表ソフトラバーは、プレイスタイルに大きな影響を与える重要な要素です。

この記事では、表ソフトラバーの特徴やメリット、選び方について詳しく解説します。

初めて使用する人や、性能を最大限に引き出したい方に役立つ情報を提供します。

表ソフトラバーとは?その基本と特徴を解説

表ソフトラバーは、裏ソフトラバーとは異なる特徴があり、プレイスタイルに大きく影響を与えます。

ここでは、表ソフトラバーの特徴、表ソフトラバーのメリット、デメリットを解説します。

表ソフトラバーは、表面に平らで低い突起が張り巡らされているのが特徴

表ソフトラバーの特徴

表ソフトラバーは裏ソフトラバーと違い、表面に平らで低い突起が張り巡らされているのが特徴です。

表面に突起があるため、裏ソフトラバーよりも表面の引きつれが起きにくく、回転の影響を受けにくかったり、ナックル性のボールが出しやすいです。

表ソフトラバーのメリット

ここでは、表ソフトラバーのメリットを2つ紹介します。

スピードが出しやすい

裏ソフトラバーに比べると、回転の影響を受けにくいので、相手の回転に左右されずにスマッシュなどの直線的なボールを打ちやすいです。

回転の影響を受けにくい

表ソフトラバーは、裏ソフトに比べて、相手の回転の影響も受けにくいです。

そのため、相手のサーブに対するレシーブやドライブに対するブロックなどが安定しやすいです。

表ソフトラバーのデメリット

ここでは表ソフトラバーのデメリットを紹介します。

回転をかけにくい

表ソフトラバーの一番の弱点は裏ソフトに比べて回転をかけにくいところです。

そのため、サーブやドライブのような強力な回転をかける技術は、どうしても裏ソフトラバーのほうに軍配が上がります。

戦術の幅が狭くなってしまう

回転をかけにくい以上、打つボールもナックル性のボールが必然的に多くなってしまいます。

そのため裏ソフトラバーのように色々なボールが出せないため、戦術の幅も狭まってしまいます。

もちろん練習を重ねて、技術を磨いていけば幅広い戦術を使うことも可能です。

表ソフトラバーの選び方

ここでは表ソフトラバーの選び方について紹介します。

選び方は2つあり、粒の高さと粒の並びです。

粒の高さ:1.0mmと1.2mm

表ソフトラバーには、粒の高さが1.0mmと1.2mmの2種類があります。

一般的には、表ソフトラバーは1.0mmが多いですが、1.2mmの表ソフトラバーもあります。

粒の高さが高くなることで、打球したボールの変化幅が大きくなるというメリットがあります。

一方で、粒が高くなることで、打球したボールのスピードが出しづらいというデメリットもあります。

そのため、自分の理想としているプレースタイルや、改善したい点に合わせて粒の高さを選ぶことが重要です。

粒の並び:縦目と横目

表ソフトラバーには、粒の並びに違いがあり、縦目と横目が存在します。

縦目とは、ラケットのグリップを下、ラケットヘッドを上として見た時に、粒が縦に1列に並んでいるものを言います。

一般的には、スピード系であると言われており、回転をかけることが難しい反面、ナックル(無回転)でスピードを出すことがやりやすいとされています。

そのため、相手はやりづらさを感じやすく、表ソフトラバーによる得点率が高いですが、ラバーの扱いやボールのコントロールが難しいという側面もあります。

横目とは、ラケットのグリップを下、ラケットヘッドを上として見た時に、粒が横に1列に並んでいるものを言います。

一般的には、回転系であると言われており、裏ソフトラバーよりか少なくなりますが、回転をかけることができ、安定した打球が可能になります。

そのため、裏ソフトラバーとの組み合わせや変化による得点を取りやすいですが、大きな違いを生み出せないため、戦術や打法に工夫が必要です。

表ソフトラバーには横目と縦目がある

表ソフトラバーの基本技術とコツ

表ソフトラバーを効果的に使うためには、その特徴を活かした、技術が必要不可欠です。

ここでは表ソフトの基本技術を紹介します。

ミート打ち

表ソフトラバーでの技術で多用するのは、ミート打ちになります。

ミート打ちは、ボールに回転をかけずに打ち込む技術で、裏ソフトラバーとは違い、回転をかけにくく、相手の回転の影響を受けにくいラバーなので、安定してスピードのあるボールを打ち込むことができます。

ラケットの真ん中でボールを打球することに加え、スイング途中で手首が動きすぎないようにある程度固定し、フラットにスイングすることを意識することがポイントです。

表ソフトラバーの練習方法

こでは、表ソフトラバーの方に向けた練習方法を紹介します。

裏ソフトラバーの方は、あまりやらない練習もあるので、是非参考にしてみてください。

ツッツキに対するミート打ち練習

表ソフトラバーの方に必要な練習は、ツッツキなどの下回転のボールに対してのミート打ちです。

具体的な練習方法は、多球練習で相手にツッツキのボールを出してもらい、それを表ソフトラバーを使いミート打ちをします。

このときに、ツッツキが低かった場合には、ラケットをボールの下に入るようにし、打球します。姿勢も高いと、安定感にかけ、低いボールに対しての体の踏ん張りも効かなくなります。

このことから、姿勢は低く構え打球するように意識しましょう。

三球目ミート打ち練習

表ソフトラバーの選手は、早いプレイスタイル、いわば前陣速攻型の戦術が、一番効果的になります。

そのために、自分から仕掛けに行くことができる三球目攻撃も、必要不可欠になります。

練習方法としては、サーブを相手にだし、レシーブしてもらい、それを、ミート打ちで攻撃します。

このときにレシーブを最初は、フォアサイド、バックサイド、どちらかに固定してもらいましょう。

慣れてきたらランダムにしてもらうなどの、段階を踏むことで、自分のレベル感にあった練習ができると思います。

まとめ

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表ソフトラバーのコーチも在籍しているので、ぜひこの機会にご参加ください。

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