【目指せ!ダブルスマスター】卓球のダブルス・ルール完全版
【ダブルスに挑戦しよう】
卓球は、シングルスとダブルスの試合形式があります。
テニスやバトミントンなどのダブルスとは大きく異なるルールがあり、サーブのコース、ラリー、打つ順番など、少し複雑になるかもしれません。
しっかりとルールを頭に入れて、ダブルスにチャレンジしましょう!
【ダブルスの基本ルール】
1、 基本のルール
卓球のダブルスは2人の選手が1球交代でボールを打たなければなりません。
ボールがどこにきても必ず交代で打ちます。
ダブルスの時のサーブは自分のコートの右半面から、相手のコートの右半面の範囲に入れなければなりません。
図1のように対角線に打っていきます。
2、 ラリーのローテーション
ダブルスでは、レシーブ2回→サーブ2回を行ってから、ペアが交代というルールでローテーションを行います。
レシーブを2回打った選手は次がサーブになります。
サーブを2回打った選手は次にパートナーと立ち位置を交代して、待機する側になります。
次の図2を参考にローテーションを見てみてください。
このようなローテーションで行います。
デュースになった場合は、シングルスと同じようにダブルスでも1球交代でサーブになります。
なので、それに合わせてサーバーとレシーバーがローテーションを行います。
3、セットのローテーション
サーブ・レシーブのローテーションでも少し難しいかと思いますが、ここからさらにややこしくなっていきます。
セットが変わるごとに、ボールを受ける相手・送る相手が変わるからです。
1セット目にボールを受けていた人とは違う人のボールを受けていくルールがあります。
図を見てみましょう。
1セット目 ≪図3≫
A(サーブ)→X(レシーブ)→B→Y
X(サーブ)→B(レシーブ)→Y→A
2セット目 ≪図4≫
X(サーブ)→A(レシーブ)→Y→B
A(サーブ)→Y(レシーブ)→B→X
このように1セット目と2セット目ではボールを受ける相手が変わります。
1セット目でAの選手がCの選手に打っていたなら、2セット目はAの1選手は逆のDの選手に打っていきます。
ちなみに3セット目でも交代をするので、1セット目の組み合わせと同じ形でラリーを行っていきます。
このようにセットごとにローテーションを行ってラリーを進めていくので注意しましょう。
3、 最終セットのチェンジコート時から注意!
最終セットの第5セット目にどちらかのペアの点数が5点になると、チェンジコートをします。
そのときにレシーバーも交代するのです。
つまりローテーションの順番が変わっていきます。
サーブを出していた人、もしくは次にサーブ権を持っている選手はそのままサーブに入ります。
代わりに、レシーブ側はチェンジエンドする前に受けていた選手とは、逆の選手がレシーブに入ります。
≪図5≫の右図を例にみていきましょう
前半ではAサーブ→Xレシーブの形からラリーが始まり、
A→X→B→Y→A…とラリーが続いていきます。
そして、チェンジコートになると、今までAのボールをXがレシーブをしていましたが、Yの選手にレシーブが変わりました。
ここからは、A→Y→B→X→Aでラリーが続いていきます。
このように最終セットの5点以降からレシーバーが変わるので注意しましょう。
1試合のローテーションは1,3,5セット目の前半までが同じ、2,4,5セット目の後半が同じ形になります。
まとめ
ダブルスのルールは覚えて慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。
打つ順番や、セットが変わったときに受ける相手が変わるルールなど、少し困惑するかもしれませんね。
試合では、「さっきのセットまでどの相手のボールを受けていたか」を気にして覚えておくと次のセットにスムーズに入ることができると思います。
ダブルスは1+1が2にも3にもなる種目です。
シングルスの実力では負けていても、ダブルスでは勝つという試合も珍しくありません。
パートナーとのコンビネーションや作戦が重要になるので、とても面白いのがダブルスの魅力です。
しっかりルールや法則を覚えて、ダブルスマスターを目指しましょう!