【ブログ】スリム、がっしり、フィット、どの子が好み?シェークハンドのグリップを徹底解説!
【グリップにこだわっていますか?】
卓球のラケットはシェークハンドとペンホルダーと2種類に分かれています。
その中でも近年ではシェークハンドの選手が多くみられますが、シェークハンドといってもそのグリップの形には種類があると同時に、それぞれのグリップに個性が見られます。
そのシェークハンドのグリップについてお話ししていきます。
自分の好みのグリップを見つける参考にしてみてください☆
【シェークハンドのグリップガイド】
シェークハンドのグリップの種類には
・フレア(FL)
・ストレート(ST)
・アナトミック(AN)
・コニック(CO)
・ストレートインクライン(SI)
があります。
今回はその中でも主流となる、フレア、ストレート、アナトミックの3種類の特徴をまとめました。
■フレア(FL)
まず、フレアについてです。
付け根から先端に向かって、広がっていく形です。
一般的にストレートよりも細めになっており、女性や子供など手の小さい方におすすめです。
手にフィットしやすく、握りが固定されるので比較的打球が安定します。
■ストレート(ST)
次に、ストレートについてです。
このグリップの形は名前の通り、端から端で真っ直ぐになっています。
一般的にフレアよりも太めになっています。
握り方次第で、面が自由に変わってくれるのですが、逆にその点が不安定に感じてしまうかもしれません。
そして、反転がしやすいのも特徴です。
また、カットマン用のラケットはストレートが多くなっています。
■アナトミック(AN)
フレアをベースに中央部分に膨らみを持たせた形になっています。曲線的な形になっているので、握ったときのフィット感は随一です。
ヨーロッパ製のラケットに多くみられる形状で、日本製には少なくなっているのが難点です。
【タクティブコーチのおすすめグリップ】
グリップは選手やその人の戦型によっても好みが異なってきます。
そこで、実際にタクティブのコーチに好みのグリップを聞いてみました!
■重本幸恵コーチ(右シェーク裏裏)
好みのグリップ→フレア
「手の大きさは女性にしては大きめですが、細めのフレアが好きです。細いと手の中が自由に動くので台上がやりやすいからです。」
■鈴木大地コーチ(右シェーク裏裏)
好みのグリップ→アナトミック
「手にフィットするので好きです。強いボールなどを打つときに、力がしっかりボールに伝わる気がするのでアナトミックが好きです。」
■島村美恵コーチ(右シェークカット)
好みのグリップ→アナトミックですが、カット用は少ないのでフレアを選ぶ
「グリップが太すぎると手が広がり力が入りにくく、細すぎると落ちないように力を入れすぎてしまいます。ラケットを選ぶ際は、手に合うよう実際に握って選ぶようにしています。現役の時は、自分の好きな形にカッターややすりを使って変形させていました!」
■久住昭博コーチ(右シェーク裏表)
好きなグリップ→アナトミック
「アナトミックの中でも細目が好きです。フレアやストレートはグリップが太いのでうまく力が入らない気がします。アナトミックだと両ハンドともに振り抜きやすい印象です。」
■天野真実コーチ(右シェーク裏裏)
好きなグリップ→ストレート
「ストレートの中でも細めが好きです。ストレートの方がグリップの力を抜くことができる気がします。また、手首をやわらかく使えるので、サーブレシーブや台上技術がやりやすい気がします。」
【リオ五輪代表がこだわるグリップは?】
ちなみに、2016年リオ五輪代表選手たちはどんなグリップを選択しているのでしょうか?
水谷選手
使用グリップ→ストレート
丹羽選手
使用グリップ→フレア
吉村選手
使用グリップ→ストレート
石川選手
使用グリップ→フレア
福原選手
使用グリップ→フレア
伊藤選手
使用グリップ→ストレート
フレア、ストレートともに選ばれているようですね!
【自分の手に最適なものを選びましょう】
シェークハンドのグリップ、それぞれの特徴をお話ししてきましたがいかがでしたか?
グリップが同じストレートでもラケットごとに太さや丸みに差があります。
一番は実際に握ってみて、フォア・バックの形を作って、自分の手に合うものを選択していただきたいと思います。
また、既成のラケットであっても表面や側面にやすりを使ってカスタマイズしても良いですね!
ラケットはプレー中、自分の手となる最も大事なアイテムです。
最適な握り心地のものを選んで使っていきましょう!