卓球の粒高ラバーで上達するためのポイント:基本から応用テクニックまで徹底ガイド
🏓 本記事はこんな方にオススメ
- 粒高ラバーを使用していてさらなる上達を目指す方
- 粒高ラバーをこれから使ってみようかなと考えている方
粒高ラバーは、相手のボールの回転量をそのまま返すというユニークな特徴を持つラバーです。
粒高ラバーの特徴を最大限に引き出すためには、基礎から応用テクニックまでしっかりと理解し、適切に使いこなすことが重要です。
本記事では、粒高ラバーを使用する上で知っておくべき基本的な知識から、試合で使える応用テクニック、さらには上達のための練習方法まで徹底的に解説します。
粒高ラバーの可能性を引き出し、プレースタイルに磨きをかけるためのポイントを一緒に学びましょう。
目次
粒高ラバーとは?
粒高ラバーとは、主流で使われている裏ソフトラバー(表面が平らなラバー)とは異なり、表面が、粒で張り巡らされています。
また表ソフトラバーの粒とは違い、粒が細く長いのが特徴です。
そのため相手の回転の影響を受けにくく、不規則な回転で相手に返球することができます。
しかし、ボールがすぐにラケットから離れてしまい、強打などの攻撃的な技術をするのが難しいことから、カットマンなどの守備型の選手によく重宝されるラバーになっています。
粒高ラバーの種類
粒高ラバーの種類は、大きく分けて、スポンジありの粒高ラバーとスポンジがない一枚ラバーの2種類があります。
ここではそれぞれの特徴を紹介します。
スポンジあり粒高ラバー
粒高ラバーの中でもオーソドックスなのが、普通のラバーと同じようにスポンジが入っているものです。
スポンジが入っていることによって、ある程度、ボールの弾みが担保されており、扱いやすいです。
一枚ラバー
粒高ラバーの中には、一枚ラバーが存在します。
これは他のラバーの種類にはない、粒高ラバー特有のものであり、スポンジがなく、そのままシートだけをラケットに貼り付けるラバーのことを指します。
スポンジがない分、弾みがほとんど無いので、台に収まりやすく、とにかく相手のボールを受け止めたい守備型の選手にはおすすめです。
粒高ラバーのメリットとデメリット
粒高ラバーにもメリット、デメリットがあります。
メリット、デメリットを知っておくことで、粒高ラバーの理解を深め、扱えるようにしていきましょう!
メリット
まずは粒高ラバーのメリットを2点紹介します。
ボールに変化がつけやすい
相手のボールの回転を逆にしたり、無回転にしたりと、変化の幅が大きくなるため、相手のミスを誘いやすく、得点しやすくなります。
相手の回転の影響が受けあらにくい
相手の回転の影響を受けにくいので、相手のドライブ、またサーブなどもレシーブしやすく、守備的な技術がやりやすいです。
デメリット
粒高ラバーのデメリットは2点あります。
自分から回転をかけていくのが難しいことや、回転がかかっていないナックルボールに対しての返球がしにくくなりますので詳しく紹介します。
まずは、相手のボールを利用して返球しやすい反面、自分から回転をかけるのが難しいです。
そして、スピードが出にくいので、ドライブやスマッシュ等の技術は難しく、攻撃的なボールは、裏ソフトラバーや表ソフトラバーのほうがやりやすいです。
基本的には相手の回転を利用することが多いことから、ナックルボールなどの回転がかかっていないボールに対しては、返球がしにくく、狙われやすいです。
粒高ラバーの基本技術とコツ
粒高ラバーを上手に使うためには、基本技術の習得が必要不可欠です。
基本技術を習得しなければ、相手の強打や、回転のかかったボールを返球できずに、粒高ラバーの特性を活かせなくなってしまいます。
基本技術を学んで、粒高を使いこなせるようにしましょう!
ブロック
粒高ラバーでのブロックは、裏ソフトラバーでのブロックのようにラケットを斜めにせず、まっすぐ当てるのがコツです。
タイミングはなるべく早く、上から少しなでおろすように意識することで、粒を倒すことができ、相手のドライブなどの速いボールや回転のあるボールに対しても抑えやすくなります。
プッシュ
相手の下回転サーブやツッツキなどが来たときに前に押し出すようにして打球するのがプッシュになります。
プッシュは、ボールの頂点を捉え、押し出すように打球します。
このときにラケットは卓球台に対して90度になるようにして構えます。
また腕だけのスイングではなく、深いボールが来たときには利き手と逆の足を前にし、短いボールが来たときには、体を寄せて打球するために、利き手側の足を前にして打球しましょう!
粒高ラバー基本技術のおすすめ練習方法
ここでは粒高ラバーの練習方法を紹介します。
粒高ラバーは性質上、守備用のラバーなので、相手のドライブ、スマッシュなどの攻撃を受け止める練習が多いです。
そのため、他のラバーではあまり見られないマニアックな練習が多くあるので、是非覚えて実践してみてください!
多球練習でのブロック
パートナーに不規則にドライブのボールを出してもらいそれをブロックします。
慣れてきたらスピードを上げてみたり、より回転のかかったドライブを送ってもらうことで、対応力や、ボールに対する反射スピードが向上します。
多球練習でのプッシュ
パートナーに、ツッツキのボールを出してもらいそれをプッシュします。
深いツッツキや回転がかかったツッツキを織り交ぜてもらうことで、試合に近い感覚でプッシュを強化することができます。
ラリー練習
バック側半面コートでパートナーにドライブとツッツキを交互に打球してもらいます。
このときに、ドライブが来たらブロック、ツッツキが来たらプッシュでひたすら返球します。
ミスせずこのラリー練習を続けることで、粒高ラバーを使用する選手に必要なラリーを続ける力が鍛えられ、試合でのミスも少なくなります。
粒高ラバー使用者のおすすめの戦術
ここでは、粒高ラバーの戦術を紹介します。
戦術を頭に入れておくことで、粒高ラバーの変化を活かしながら、より相手のミスを誘ったり、得点できたりします!
是非覚えて、実践で取り入れてみましょう!
ひたすら粒高ラバーで返す持久戦
粒高ラバーのオーソドックスな戦術はこれになります。
相手の攻撃をひたすら粒高ラバーで守りながら、相手のミスや少し浮いたボールには、攻撃をしていくなどの守備的な戦術が多いです。
ただ返すだけでは、相手の攻撃も止まらないので、ネットスレスレの低い球を出したり、相手コートの左右に厳しく狙ったりなどして、守りながらも自分で試合を有利に進められるようにしましょう!
カウンター狙い
相手のサーブに対して粒高ラバーで低くレシーブします。
そのレシーブに対してドライブしてきたところをカウンターして得点を狙いましょう。
レシーブのときにボールが高くなってしまうとそのまま撃ち抜かれたり、コースを突かれてしまうので、低弾道で、コートのサイドを狙ったりして、相手のドライブのコースを限定できるようにしましょう!
反転技術
粒高ラバーでの技術に慣れてきたらラケットを反転するのを試合に取り入れられるようにしていきましょう。
反転することで、違うラバーの種類で相手を翻弄することができ、相手のミスをより誘いやすくなります。
まとめ
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