卓球初心者必見!まず覚えたい基本のサーブと練習のコツ

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この記事を書いた人(コーチ詳細

菊池 誠 makoto kikuchi

ブロンズコーチ

🏓 本記事はこんな方にオススメ

今回は、卓球スクール・タクティブに在籍する現役の卓球プロコーチが、卓球初心者の方がまず覚えると良いサーブの基本からコツ、練習方法までありとあらゆる角度から徹底的に解説していきます。

ぜひ、最後までご覧ください。

サーブとは

サーブとは、ラリーの第一球目のことを言います。

自分がどんなサーブをするかによって、そのまま点数を取ったり、相手のレシーブを限定することで、その後のラリーを有利に進められたりと、卓球において非常に重要な技術の一つです。

サーブを使うタイミング

次はサーブの使うタイミングについて説明します。

卓球の試合では、サーブは自分と相手で、お互い二本交代で行われます。

試合の最初では、自分の普段使うサーブを出して、相手の様子を見たり、終盤で相手の弱点がわかってくれば、それに合わせたサーブをするのも非常に効果的です!

初心者の方が覚えたいサーブ

初心者の方が覚えたいサーブは、

上回転サーブ

下回転サーブ

順横回転サーブ

逆横回転サーブ

の4つです。

これらを覚えることで、試合でもバリエーションのあるサーブを出すことができ、相手を翻弄することができます。

ここでは、それぞれのサーブのやり方とコツを紹介いたします!

上回転サーブのやり方とコツ

ここでは、上回転サーブのやり方とコツを紹介します!

卓球をする上で最もオーソドックスなサーブで、コツを覚えてしまえば誰でも簡単に出せるサーブです!

是非覚えていきましょう!

上回転サーブのやり方

上回転サーブは、ラケットをやや前傾にむけて、ボールの後ろを下から上に向かってスイングします。

このときに、少し前方向に力を加えることで、スピードも出しながらサーブを出すことができます!

上回転サーブを出すコツ

上回転サーブを出すときには、ボールに当たるときに少し手首のスナップを効かせることが重要です。

そうすることで、ボールにより回転をかけることができ、伸びる上回転サーブにすることができます!

下回転サーブのやり方とコツ

次は、下回転サーブのやり方とコツについて紹介します!

卓球を始めたばかりの人はどうしても下回転サーブで苦戦してしまう方が多いです。

ここでのコツを是非覚えて、自分の得意なサーブにしてください!

下回転サーブのやり方

下回転サーブは、ラケットの面を上に向けて、ボールの底の部分を打球します。

そうすることで、ボールにバックスピンがかかります。

下回転サーブを出すコツ

初心者の方によくあるのが、スイングの最中にラケットの角度がかわってしまうことです。

ラケットが上向きになって打球しようとしても、当てるときにラケットが立ってしまうことなどが多いです。

そのようなときには、ラケットをスイングするときに、卓球台に沿わせることを意識します。

卓球台は、平らなので、それに添わせて、ボールの底を擦ることで、下回転サーブを簡単に出すことができます!

苦手な方は意識してみてください!

順横回転サーブのやり方とコツ

次は、順横回転サーブのやり方とコツについて解説していきます。

順横回転サーブとは、打球したボールの回転が時計回りの回転がかかっているサーブのことをいい、ボールが右方向に曲がっていくことが特徴です。

※ここではサーブを出す人が右利きと仮定して解説していきます。

順横回転サーブのやり方

順横回転サーブのやり方は、ボールが時計回りの回転となるように、トスをあげて落ちてくるボールの左側を擦るようにして打球します。

順横回転サーブを出すコツ

ボールの左側を打球しやすいように、ラケットヘッドを下げるように形にしましょう。

また、ラケットの動かし方のコツとして、遠くから手前に引くようにする方法と、ラケットを角度を斜めにして状態で後ろから前方向にスイングする方法があります。

逆横回転サーブのやり方とコツ

次は、逆横回転サーブのやり方とコツについて解説していきます。

逆横回転サーブとは、順横回転サーブとは逆で、打球したボールの回転が反時計回りの回転がかかっているサーブのことをいい、ボールが左方向に曲がっていくことが特徴です。

逆横回転サーブのやり方

逆横回転サーブのやり方は、ボールが反時計回りの回転となるように、トスをあげて落ちてくるボールの右側を擦るように打球します。

逆横回転サーブを出すコツ

ボールの右側を打球しやすいように、ラケットをヘッドを立てるもしくは、横にしましょう。

また、ラケットの動かし方として、手前から卓球台の右側のポールに向かって押し出すようにスイングする方法と、体に対して巻きつけるようにするスイングの方法があります。

初心者の方がよくあるサーブのルールの間違い

次は、初心者の方がサーブの際によくあるサーブのルールにおける間違いについて解説していきます。

初心者の方がサーブの際によくあるサーブのルールにおける間違いは主に3つあり、

トスの高さ

バウンドの回数

サーブの打球位置です。

1つずつ詳しく解説していきます。

トスの高さ:トスが十分に上がっていない

初心者の方によくあるのが、トスをあげずにラケットにぶつけるような形でサーブを出してしまうことがありますが、これはサーブのルール違反となるため注意が必要です。

目安として、卓球台のネットの高さが約15cmであるため、手のひらからネットの高さ分以上はトスを上げるようにしましょう。

 バウンドの回数:第一バウンドが自分のコートについていない

卓球のサーブのルールとして、ラケットの当たったボールの第一バウンドが自分のコートにバウンドし、ネットを超えて第二バウンド以降が相手コートでのバウンドとなります。

しかし、初心者の方によくあるのが、テニスのサーブのように、第一バウンドが直接相手コートにバウンドしてしまうことがありますが、これはサーブのルール違反となってしまうため、注意が必要です。

 サーブの打球位置:卓球台の上(横)で打球をしてしまう

卓球のサーブのルールとして、サーブ時にラケットとボールが当たる位置が卓球台の上や、卓球台の横幅より外ではいけないというルールがあります。

初心者の方でよくあるのが、サーブ打球前のトスが真っ直ぐに上がらず、仕方なしに卓球台の上や卓球台横幅を超えたところで打球してしまうことがありますが、これはサーブのルール違反となってしまうため注意が必要です。

初心者の方向け:サーブのおすすめの練習方法(メニュー)

次は、初心者の方向けのサーブのおすすめの練習方法について解説していきます。

的あて:コースを意識したサーブ練習

的あて練習は、サーブのコントロールを向上させるために非常に効果的です。

卓球台の特定の箇所に目標を定め、そこに向かってサーブの練習をすることで、精度が格段に上がります。

目標をクリアするごとに難易度を上げることで、さらなる上達が期待できます。

回転をかけてボールを飛ばす:回転をかける練習

サーブには回転が不可欠です。

そのため、回転をかけるという感覚の練習が必要となります。

サーブの成功とは関係なく、床や卓球台の上に向かって回転をかけて飛ばし、自分が思い描いている回転がかかっているかどうかを確認しましょう。

それができてきたら、回転をかけながら徐々にサーブの形へと調整をしていきましょう。

動画でのフォームチェック

自分のサーブフォームを客観的に確認することは、特に初心者にとって非常に有益です。

動画撮影を利用して、自分のフォームを定期的にチェックしましょう。

また、動画だけではなく、コーチや上級者からのフィードバックをもらうことで、さらに効果的なフォーム改善が可能になります。

自分では気づけないポイントを指摘してもらえるため、上達のスピードが速まります。

初心者の方向け:サーブを活用した戦術・パターン

次に、初心者の方向けのサーブを活用した戦術・パターンについて解説していきます。

バックに長いサーブを出して、バックのラリーに繋げる

相手のバックハンド側に長いサーブを出すことで、相手の返球はバックに返ってきやすくなります。

その流れで、バック対バックのラリー戦を展開するパターンになります。

最初に複雑な回転をかけてしまうと、相手の返球も複雑な回転になって返ってきやすくなりますが、回転がシンプルな長いサーブを出すことで、相手のレシーブもシンプルな回転での返球となるため、その後にラリーがやりやすくなるメリットがあります。

バックにサーブをしてから、フォアに詰める

相手のポジションをバックに寄せて、空いたフォアサイドを狙い得点を狙う戦術です。

上記と同様に、相手のバックハンド側にサーブを出すことで、相手の返球はバックに返ってきやすくなり、相手のポジションはバック側に寄ります。

その返球に対して、空いているフォア側を狙うことで相手の体勢が崩れ、得点を取ることができたり、次にチャンスボールがきやすくなるため、有効な戦術です。

フォア前に短いサーブを出してからクロスに返球されたボールをストレート攻撃

一般的にフォア前は、相手が構えているコースから遠くなるため、レシーブがやりづらいと言われています。

また、返球がクロスにくることが多く、その返球に対して、ストレートを狙うことで、相手はポジションを翻弄されることとなり、得点を取ることができます。

とめ

今回は初心者の方向けにサーブについて徹底解説しました。

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